作:あくっちゃん

ニカラグアの地図(産経新聞社の資料より)
http://www.sankei.co.jp/map/chubei.html

第1回 ニカラグアの概要を読む
第2回 食と娯楽

第4回 ニカラグアにある日本製品
第5回 ニカラグア人の日本人観
第6回 ハリケーン −その1−
第7回 ハリケーン −その2−
第8回 ハリケーン −その3−
第9回 ハリケーン −番外編−
第10回 今まで出会った人たちへ感謝をこめて

第3回 ニカラグア人の好きなところ・嫌いなところ

さて、今回は、私の独断と偏見でニカラグア人の好きなところ、嫌いなところをざっと述べてみました。独断と言っても、ほとんどの協力隊員も同じような意見なので、まあ、以下に書く事は日本人からみたニカラグア人に対する一般的な意見と思ってもいいでしょう、きっと。
「ニカ人のここが好き!」

1.親切、人がよい。男性は女性に席を譲ったりタクシーなどのドアを開けてくれたりします。まあ、これは親切というよりはマチスモ(男らしくなければならない)文化のせいでしょう。男性はこういう時は女性に親切でなければならないのです。

そのほかに、バスでは車掌みたいな人が女性、子供に限ってではありますが、乗り降りの手助けをしてくれる。また、乗り遅れそうな人がいたら乗客の誰かが必ず運転手に声をかけて、バスを止めてあげる。その他、女性、おじいちゃん、おばあちゃんには必ずといってよいほど席を譲る。これは日本人が見習うべきことでしょう。

2.話好きで、屋台などで一人でご飯を食べていると必ずそこのおばちゃんや他の客が話し掛けてくる。しつこいときもあるが。

3.道などを尋ねると一緒についてきてくれたりする。
暇なんだよねー。

4.もてなし好きでよく食事をご馳走してくれたり、おごってくれたりする。自分たちのほうがお金を持っていないのに感激!

とにかく人なつっこいんですね。私達日本人が産業の発展と引きかえに失ってしまったものがニカラグアにある気がします。心が豊かであることほど素晴らしい事はないのではないかとつくづく感じました。

「ニカ人のここが嫌い!」

これは挙げたらきりがないなあ。

1.道を歩いていると、必ず「チニータ!」としょっちゅう言われました。これは、スペイン語で「女性の中国人」という意味
(ちなみに男性はチニート)ですが、中南米の人たちは東洋人一般をこう呼んでいます。ややケーベツ的意味も込められているのです。子供が言うのならまだ許せますが (頭には来るが)、若者やいい年こいたオッチャンが言ってくるのはムカツク!悪気があるのではなくただ単にからかっているのは分かりますが頭に来るのは頭に来る。ちなみに欧米人はグリンゴ(男性に対して)、グリンガ(女性に対して)ですが、彼らが直接ニカ人にそう呼ばれるのを見たことはなかったなあ。

2.チニータの他に、ニカ人の男性によくかけられた言葉が「ミ・アモール」。イタリア語で言う「ミ・アモーレ」ですね(中森明菜の曲であったなあ。知っている人はどれくらいいるでしょう?)。これは「愛」という意味ですが「カワイコちゃん」的意味もあります。これもいい気がしない。すれ違うときにわざわざ近寄ってきて耳元で囁くように言ったり、言いながらすれ違いざまに肩などを触ってくるヤツもいます。ゾッとするやらはらわたが煮え繰り返るやらで「おまえら、ぶっ殺してくれる!」と心の中でよく怒っていました。本当に喧嘩するわけにはいかないので。ついでに投げキッスも嫌!

誤解がないように補足しておきますが、ニカラグアは日本と違って人間関係がかなりオープンです。また、挨拶するときに握手したり、気軽に相手の肩をたたいたり、日本人よりもスキンシップを大事にします。でも、だからと言ってなれなれしく肩とかたたかれるのはいい気持ちではないんだけれどもね。

3.私達が持っているもの、身に付けているものなどを見て、すぐ「それちょうだい」と言ってきます。地味にしているように努めていてもやはり日本人が着けているものは良い物に見えるのです。本気で言っているわけではないのだが(たぶん)、でも、この「物くれ」攻撃は外国からの援助に依存したり、援助慣れしてしまった結果なのでしょう。私自身、2年間の協力隊生活でニカラグアの人たちが日本人に頼ってしまう状況をつくってしまった部分もあるのではないかと、今でも悩むときもあります。

こんなに書いたら私はニカラグアが嫌いなんじゃないかと誤解されそうですがそれは心配なく。ニカラグアは本音でぶつかっていけるところなので、そういう意味では私にとってニカラグアは「可愛さあまって憎さ百倍」いうところでしょうか。まあ、頭に来ることのほうが多いのは事実でしたが。

次回はニカラグアにある日本製のものについて紹介します。以外かもしれないけれど、これが結構あるのです。

 

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