作: あくっちゃん

第2回 食と娯楽
第3回 ニカラグア人の好きなところ・嫌いなところ
第4回 ニカラグアにある日本製品
第5回 ニカラグア人の日本人観
第6回 ハリケーン −その1−
第7回 ハリケーン −その2−
第8回 ハリケーン −その3−
第9回 ハリケーン −番外編−
第10回 今まで出会った人たちへ感謝をこめて

こんにちは。そして初めまして。 私は、昨年の12月まで2年間、青年海外協力隊員として、中米にあるニカラグア という国に行って来ました。ここには技術協力という名のも とに行ってきたのですが、実際はそんな素晴らしいことをしてきたわけではなく、 現地の人たちと国際交流をしに行ってきたようなものでした。

ニカラグアという国は日本人にとってはまだまだ知名度が低く、私も南米かアフリカにあるのかなあ、なあんて思っておりました。また、中米というと、内戦ばっかりやっていて怖いところ、というイメージを持っている人も多いようですが、それももう過去の話で(と言っても内戦が終わったのは1990年ですが)、実際殺 伐とした空気など微塵も感じませんでした。さて、これから何回かにわたってこのニカラグアという国の紹介をさせていただく ことになりました。私の仕事は農業専門学校でのアシスタントみたいなものでした が、こんなところで仕事の話をしてもねえ、と思うので、日常の生活を通して感じ たことなどを中心に書いていきたいと思っています。まあ、それなりに私のニカラグアに対する気持ちが伝われば、と願っています。

というわけで、記念すべき(?)第一回目はニカラグアの概要について書かせてい ただきます。

1、 正式国名     ニカラグァ共和国 (Republica de Nicaragua) 

2、独立年月日   1821年9月15日(スペインから独立)  

旧宗主国がスペインということで、現在でも公用語はスペイン語。英語は全く通 じません(一部のホテルなどを除く)。そのかわり、スペイン語が片言でも喋れる のならば、ニカラグア全土、ほとんどどこでも大丈夫です。ただ、ニカラグアのス ペイン語は独特の訛りがあり、ニカラグア訛りのスペイン語をメキシコなんかで使 うとすごくバカにされるそうです。でも、バカにされようが何されようが、私にと ってはあの喋り方がとっても懐かしい!


3、政体  
  立憲共和制。大統領制です。

今の大統領は、アーノルド・アレマンさんといっ てすごいおデブさん。また、立憲と書いてありますが、法律は日本ほど厳しくは守 られていません。名前だけの法律もあるのです。


4、首都
  マナグァ。

首都なのに高いビルが数えるほどしかない!これには理由があって 、1972年12月23日に大地震で首都が壊滅し、それ以来人々は高い建物を建 てることをとっても嫌がっているそうなのです。私の住んでいた町もほとんどが 平屋で、私は2階建ての家の2階に住んでいたのですが、「2階に住んで怖くない のか。地震があったらどうするんだ」と本当にいろんな人に言われました。


5、面積
   日本の約3分の1。

また、ニカラグアには世界で10番目にデカい湖があります。ニ カラグア湖といい、四国ほどの面積があります。しかし、家庭用、産業用排水が多 量に流れ込んでいるため、非常に汚い!飛行機で上から眺めたとき、あまりにもドス茶色くてびっくりしてしまいました。


6、 気候
 緯度11度に位置する為、常夏です。

また、四季はなくそのかわりに乾季(12月から5月)と雨季(6月から11月)があります。ここでは乾季を夏、雨季を冬といいますが、 なぜかは分かりません。雨季のほうが比較的涼しいからかな?  また、ここの人たちは、「寒い」というのは、長袖が必要なくらい涼しい時のこ と をいいます。「日本の冬はコートが必要なくらい寒いんだよ」と言っても、なかな かその寒さがイメージできないようです。逆に私もニカラグアに行くまでは、あの 太陽の光の強さ、というものがどんなものか想像もつかなかったし・・・・。

この写真は、私たちの任地(チナンデガ市)の隣町の海で、後方に見えるのは難破船です。
この難破船は、ちょっとした観光スポットになっています。       

7、人口  400万人。

といっても正確な統計を取るのははっきり言って不可能でしょう。政 府が農村地域や山岳地域の細かいところまでちゃんと調査しているかは疑問。  
さて、ニカラグアの家族ですが、1家族平均しても、4人から5人以上の子供がいます。14 歳ですでに子持ち、というのもありますし、その様なことはそんなに珍しい事では ありません。特に田舎では。「日本には子供が1人か2人しかいない」と言う話を したら、「そんなに少なくて淋しくないのか」と言われました。ここでは子供がた くさんいることは幸せなことなのです。  また、結婚しているのか?と聞かれる前にまず「子供はいるのか?」と沢山の人 に聞かれ ました。結婚してから子供を産むAという概念はあまりないのです、ここでは。そ のせいかここは父親のない子が非常に多く、この ことは社会問題にはなっています。  そして離婚も多い。カトリックの国なのに何故?カトリックでは離婚は御法度と いうことになっているんじゃなかったけ?ちなみに離婚の原因は夫が愛人をつくってどこかに消えるのが多いとか。


8、給料  
月給の平均は日本円で6千円前後。

しかしこれもヒジョーに差があり、大臣クラス は90万円!
また、 首都マナグアの市長は他の中米諸国の首都の市長よりも給料が高いということを以 前ニュースでやっていました。良く覚えていませんが100万円以上だったと思います 。ニカラグアは中米の中ではハイチに次いで貧しい国なのに、なぜこんなにもらっ ている人がいるの?というように、この給料の差の大きさについては国民からも不 満が出ていました。そりゃそうだ。


9、産業
 農業国なので農作物がほとんど。

牛肉、コーヒー、バナナ、さとうきびなどの農作物を輸出しています。
自国の工業製品は殆ど見かけませんが、その原料となる鉱物を生産しています。輸入品に関しては、車、カメラなど電化製品はやはり日本製 が多いです。おまけに日本より値段が高い。その分、日本製イコール質が良い、と 言うのが一般的な見方です。まあ、そのおかげかどうかは知りませんが、私達日本人が身に付けているものは何でも良く見えるみたいです。たとえ安物でも。

ざっと概要を述べましたが、皆さん、ニカラグアについてどういう印象を受けまし たか?次回は、ニカラグアの食事、娯楽、私の任地などについて書いていこうと思 っています。お楽しみに。

あと、ニカラグアの地図が載っているサイトもお知らせします。

http://www.sankei.co.jp/map/chubei.html

(産経新聞社の資料より)

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